鉄筋探査
電磁波レーダー法
電磁波が電気的特性の異なる物質の境界で反射する性質を利用して、コンクリート中の埋設物（鉄筋、配管等）を探査します。電磁波はコンクリートの湿潤状態や品質等に影響を受けやすいため、比誘電率をキャリブレートすることで鉄筋かぶりの精度を高めることができます。弊社では最新の小型レーダー探査機を4台保有しておりますので、より多くのお客様のご要望にお応えする事ができます。
鉄筋探査状況
鉄筋探査結果
橋脚での鉄筋探査状況
屋外でも見易い画面表示
解析画像の例（鉄筋の頂点が山形波形の中心）
電磁誘導法
交流磁場の中に鉄筋が存在した場合、二次電流が生じ、発生した電圧の変化を把握することで鉄筋の位置、かぶり、鉄筋径を測定します。コンクリートの湿潤状態や品質等による影響を受けないため、電磁波レーダ法と比較して高い精度の測定を行うことができます。
電磁誘導法による鉄筋探査
サイバースキャン
はつり法
かぶりコンクリートをはつり、配筋状況や鉄筋の種類、鉄筋径を確認します。鉄筋探査機を使用して鉄筋位置を確認し、150～200㎜角程度の大きさで鉄筋の背面まではつり作業を行い、計測器具等の使用によって確認します。
鉄筋かぶり測定
鉄筋径測定
鉄筋腐食調査
自然電位法
コンクリート表面から鉄筋表面の電位勾配（自然電位）を測定することにより、鉄筋腐食の可能性を推定する電気化学的方法です。
自然電位法
測定イメージ
鉄筋腐食分布図
はつり法
鉄筋探査機で鉄筋の位置を確認し、かぶりコンクリートをはつり、目視で鉄筋腐食状態を確認します。
鉄筋のはつり出し
鉄筋腐食の確認
