コア採取法
既設コンクリート構造物からコアボーリングによってコア供試体を採取し、圧縮強度試験によって得られた強度を基準となる強度との比較によってコンクリート品質の評価を行います。コアの直径は粗骨材最大寸法の3倍以上、高さは直径の2倍となるように採取します。採取箇所の部材厚さや配筋状況の影響により高さ寸法の不足となる場合は、直径と高さの比に応じた補正をかけて圧縮強度を求めます。

反発硬度法
リバウンドハンマーでコンクリート表面の反発硬度を測定し、強度換算式からコンクリートの圧縮強度を推定します。コンクリート表面で試験を行うため、塗装やモルタル仕上げがある場合は、表面研磨やはつり作業により取り除いて試験を行います。また、コンクリートの含水状態による影響を大きく受けるため、乾燥した面以外での試験においては、測定反発硬度に含水補正(+3~+5)を行います。
- 反発硬度の測定
- 測定データの例(20点の測定)
ソフトコアリング
既設コンクリート構造物からφ18~26㎜、直径と高さの比が1.5~2.2となるコア供試体を採取し、圧縮強度試験を行い、構造体のコンクリート強度を確認します。 標準コア(φ100㎜)と同じ試験精度があり、構造物への影響が小さく、また梁や柱等の重要な部位で試験を行うことができます。 直径24~26㎜、直径と高さの比が2となるコアを採取することで高強度コンクリート(実強度80N/㎜2以下)の圧縮強度試験も行うことができます。
ソフトコアリングC+
圧縮強度試験の他に中性化試験と塩化物イオン濃度の測定を行うことができます。コアの直径は25㎜、圧縮強度試験を行う場合は高さが50㎜となるように採取します。各試験とも標準コアを用いた場合と同じ試験精度があります。(土研法の微破壊・非破壊試験にも適用)
- 小径コア(中性化試験)
- 成型(硫黄キャッピング)
- 圧縮強度試験
- 破壊形状
ボス供試体
構造体型枠にボス型枠を取り付けて供試体を採取し、圧縮強度試験の結果より、構造体のコンクリート強度が適切であるかを調査します。ボス供試体の大きさは粗骨材最大寸法により、□75㎜~125㎜、長さは断面寸法の2倍の長さになるようにします。 弊社では有資格者による指導も行っております。