ドリル法
電動ドリルでコンクリート表面を削孔し、削孔により発生した削孔粉を試料として採取します。採取した試料で科学分析を行い、塩化物イオン濃度を測定します。測定結果は全塩分(硬化コンクリート中に含まれる塩分の全量)を評価指標として、塩害の評価、判定、劣化予想を行います。なお、全塩分定量方法は、塩化物イオン選択性電極を用いた電位差滴定法、チオシアン酸水銀(Ⅱ)吸光光度法、硝酸銀滴定法等があります。
- ドリル削孔による試料採取
- 採取した試料
- 塩化物イオンの抽出
- 塩化物イオン濃度分布グラフ
コア採取法
コア供試体を乾式コンクリートカッターで所定の間隔に切断し、全量粉砕して試料を作製します。作製した試料をもとに化学分析を行い、塩化物イオン含有量を測定します。
- コア削孔による試料採取
- スライスした試料